バレス・リ・アッシュのつぶやき

名前をモブにすれば匿名で書き込めます

【特許訴訟】任天堂が保有するチャージ攻撃という特許を、コロプラが侵害しているとして裁判中

裁判の争点

チャージ攻撃特許とは、ポインティングデバイス(のちにタッチパネルに変更)を長押しし、離すと近くの敵を自動攻撃するというもの。それが白猫プロジェクトの仕様(のちに仕様変更)と酷似しているとして裁判中である。
コロプラはチャージ攻撃の特許自体が無効であると、過去に発売されたゲームタイトルを挙げ、特許の要件に必要な新規性や進歩性がないと主張してきた。

他にも、

・「特許3734820号」。タッチパネル上で「ジョイスティック」の動きを再現する技術。『白猫』が採用している「ぷにコン」が該当するかどうかが争われている
・「特許3637031号」。障害物を透過させることで、陰に隠れたキャラクターを表現する「シルエット表示」
・「特許4010533号」。省電力モードからゲームに復帰する際に確認画面をかませる「スリープモード」
・「特許5595991号」。友人と協力プレイやメッセージのやりとりを行う「フォローシステム」
・「特許6271692号」。フォローシステムに関連した通信システム。提訴後に新しく追加された(2018年3月14日、訴えの変更の申し立て)

などを巡って争いをしている。
 
任天堂vsコロプラ白猫プロジェクト』 訴訟記録に名作ゲーム続々、ライバル企業も熱視線』
https://www.bengo4.com/c_1015/guides/1655/
弁護士ドットコム

特許には新規性、進歩性が必要

裁判で争われている特許のどれもが、ごく当たり前にあるアルゴリズムで特許として認定されていたことに驚きを隠せない。かつてマイクロソフトダブルクリック特許を申請したことを思い出す。
特許申請時点で、新規性、進歩性があったかは不明だが、現在でも、これらの特許が有効だと困るゲームメーカーはとても多そうだ。

ゲームアルゴリズム特許で有名な…

ゲームアルゴリズム特許としては、初期にナムコ(現バンダイナムコ)が申請した「ロード中にゲームが行える」特許があるが、その特許が原因で長期間「ロード中にゲームがプレイできる」ゲームは登場しなかったように思われる。(2014年に特許消滅
 
今回の訴訟で、もしコロプラが敗北した場合は、同様の現象が起きてしまいゲームの発展が阻害されてしまうのではないかと心配だ。
 
(;´・ω・)全勝といわれる任天堂法務部だから負けちゃうかも